他院では、咳が止まらない・カゼが治らないからと、当院に受診
なさる患者さんや、お薬で過去に発疹を起した経験のある患者さん
で、御自分の飲まれた薬が何なのか知らないとい人がとても多いの
です。薬は医者にまかせておけば良い、という気持ちはわかります
が、やはり御自分が服用した薬の情報は大切なのです。
たとえば、咳が止まらないで別の医院に受診する場合、どの薬が
効かなかったか?という情報は、咳の原因を考え、適切な処方をす
る上でとても重要です。医者も助かりますが、何より患者さん自身
の病気が早く治りますので有利です。
それから、副作用が出たことのある薬の情報も大事です。この
情報がないと、大事故に繋がる怖れがありますし、”カゼの時もら
った薬で副作用が起きた”というようなアヤフヤな情報では、何も
薬を処方できなくなってしまいます。”。 この薬で起きた薬の名は
これです”でないと確実ではありません。
お薬の相互作用が問題になることもあります。いわゆる飲み合わ
せでの問題ですね。また、他の病院でもらっている薬と同じものを
処方されたら無駄ですし、過量になって危険かもしれません。
今日から、飲んだお薬は覚えておきましょう。薬局で貰う、お薬
の情報書はそういう意味でも大事です。お薬そのものが無くなって
も、”どの薬”かということが分かるからです。